「今の若者は、政治に関心が無さすぎる」ここ数年で、よく聞くようになった、このフレーズ。
なぜ、今の若者はここまで言われ続けているにも関わらず、政治に関心が無いのでしょうか?
そこには、そもそも「よくわからない」や「自分が投票しても変わらない」という、ネガティブなものもありました。
この記事では、今まで政治に無関心だった、Z世代の私が、自身の意見や体感を交えつつ、今の若者の考えを、共有していきます。
尚、本記事では
なぜ若者は「政治」が嫌いなのか? その根本的理由がわかった(原田 曜平) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
シリーズZ世代考(1)「なぜZ世代の投票率は低いのか」 ~政治不信を乗り越える主権者リテラシーの醸成を~ | 西野 偉彦 | 第一生命経済研究所
【若者の政治参画意識】選挙投票率が低い理由は「よくわからないから」Z世代が持つ政治家へのイメージとは | 大阪維新の会のプレスリリース | 共同通信PRワイヤー
これら3つの記事を参考にさせていただきます。
政治全体に関して
よくわからない
そもそもの話、政治について「よくわからない」。
難しい言葉や莫大な数字。それら政治で語られていることの大半が「よくわからない」。
つまり、単純に勉強不足なのです。
確かに中学や高校で、習ったかもしれませんが、それらはどちらかというと「勉強させられていた」「暗記させられた」という、受動的な意識が強く、政治や経済に関心を持つ要因の一つには、成り得ませんでした。
その後も、「よくわからないから」と言って、「一から勉強し直そう」と考えるのはごく少数派です。
「楽なほう・面白いほう・気持ち良いほう」へと、自身の欲求を満たすことに、流されて行った結果、現在のような「政治のことはよくわからない」という若者が急増しているのではないかと、私は感じています。
自身の生活に大きく直結している感じがしない
ニュースやSNSで、ある程度の情報を目にしたとしても「自分には関係ない」と感じています。
逆に、「自分に大きく関係ある」と判断したことや、「もっと詳しく知りたい」と思うことに関しては、自ら調べたり、学びに行く若者も多いと感じています。
表面上の情報だけを聞いて、「少しは関係ある」「少し不自由になる」くらいだと、調べたりせず、「マジでクソ」とSNSに呟くか、知人に愚痴を言って終わりです。
要するに「政治は国民がつくるもの」という意識が、完全に抜け落ちている訳です。
私も、「今の日本がヤバい!」「自分たちで変えて行かねばならん!」と当事者意識を持つまでに、かなり時間がかかってしまいました。
では、そういった、危機感を与えるような報道、情報がどこに流れているでしょうか?
言論の自由、報道の自由が存在していながら、目につきにくくされていたり、あるいは一部を規制したりというのは、果たして“自由”と言えるのでしょうか?
これには、非常に違和感を感じます。
コミュニケーションコストの高さ
正直、これは若者じゃなくても、感じていることかと思います。
「コミュニケーションコストが高い」とは、日常的な会話に比べ、政治の話で使う労力がかかるということ。
共通の趣味について楽しく話すのと、政治について「どの政党が良い」とか「あの政策が云々」と話すのは、それだけで頭を使うし、もしも相手と違った政党を支持していたり、それこそ、相手が政治に興味のない人間だと、嫌な顔をされるわけです。
「確立した個人の意見」が強く求められることからも、そういった「対立」や「仲間外れ」など、日本人に特に強いと言われる同調圧力を恐れ、政治の話はタブーとされているのではないでしょうか?
そして、公の場では目にしないような深く・核心的なことを口にすると「陰謀論だ!」とレッテルを貼られ、そもそもまともな議論にすら発展しない訳です。
実感した方も多いのではないでしょうか?
例の流行り病の“注射”が出てきたときに、既にその危険性に気付き、発信している人は数名いました。
ただ、それに耳を傾けなかった結果、現在のような悲惨な状況になっている訳です。
そして、真実として“注射”を打ち、亡くなっている方が居るのにも関わらず、「単に“注射”が体質的に合わなかったからでしょ?」という始末(これは少し前に、実際に私が面と向かって言われた)。
私もそこから先は「話しても無駄だ」と感じ、その場の会話は終了。
これが「コミュニケーションコストの高さ」を表している一例だと言えます。
選挙について
投票したい政党がない
これは非常に問題なことだと思いますが、若者の投票率が低いのは、「投票したい政党が無いから」というのが、一つの要因となっています。
投票して誰が当選しようと、結局大きく(良い方へ)変わることの無い我々の生活。
「当選したら〇〇します!」と言って、結局何もせず任期を終える人たち。
そんな人たちの集まりに、誰が魅力を感じるのでしょうか?
実際はもっと詳しく見れば、良い人もいるかもしれません。
ですが、そもそも「よくわからない」「何を話しているのかわからない」のに、政党のことを調べようと思うでしょうか?
「結局誰に投票しても変わらないなら、関心を持つ意味も、投票に行く意味もない」と、判断している節が存在するのも事実。
かといって、「自分たちが政治に参加して変えて行こう」と思わないのも、前述した理由から伺えると思います。
自分が投票しても変わらない
「自分の一票なんて…」と考えている若者は非常に多いです。
よく選挙の時期になると「あなたのその一票で~~~」的なポスターや文言を見かけますが、前述した通り、「結局誰に投票しても変わらない」と思っている節があるので、「それなら自分の一票なんていらないよね」と思ってしまうわけです。
本当は「たかが一票、されど一票」かもしれませんが、支持する政党も無く、魅力的に感じる政党も無く、仮にその一票を投じたとしても、誰が当選しても世の中は変わらず、という負のサイクルを繰り返し、結局「やはり自分の一票なんて」と感じ、政治から遠ざかっていく若者が多いのだと思います。
例え「非国民」「意見する価値無し」と言われようとも、身近な人と政治の話になることは無いから、別に良いと思ってしまうのです。
運営者コメント
私自身もそうでしたが、若者全体として「当事者意識」「問題意識」の低さが、今の政治に現れている気がします。
ただ、そうした「我々の生活に多大な影響を与える問題」が大々的に報道されたり、情報が回ってくるくることが殆ど無いのもまた事実。
ある程度ネットリテラシーのある世代とはいえ、元より興味のない政治に対して、「自身で調べよう」となる人の方が少ないのは当然のこと。
現代は個人の娯楽・快楽があまりにも簡単に手に入るので、若者は難しい話について考えるより、そちらの方向に向かう傾向にあるのかと、個人的には考えております。
というか、過去の私が何よりの証明です。
これからは、氣持ちを改め、政治について学び、このブログを通して発信していくこととします。
「そんなことも分からんのか」と思われることが、多々あるかと思いますが、その際は、ご指摘いただけると非常に助かります。
最後になりますが、ここまでご覧いただきありがとうございます。
ぜひ、これからも「正直な話」をよろしくお願いいたします。
記事を読んで感じたことを、コメントに残して頂けると幸いです。
記事作成、活動の励みになります。
また、何かございましたら、お問い合わせフォームより、よろしくお願いいたします。
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